環境配慮形接続部構成部品性能基準について |
JCAAでは環境保全が社会の重要課題の一つと認識し、第一歩として電力ケーブル接続部構成部品の環境配慮に関する性能基準を定めた。この性能基準は、JCAA規格品およびJCAA認定品(所定の電気特性を有した製品)を対象に、環境に配慮した製品であるかを評価するものである。その評価内容は、製品が環境に配慮した部品および材料で構成されているかどうかを判定するものである。 |
認定品の表示について |
環境配慮形認定を受けるには、その製品が接続部認定製品(例:C3101、K1301など)であることを前提とし、それに付加する形式で環境配慮形認定の評価が行われることになる。従って環境配慮形認定を取得した製品は接続部の規格番号(例:C3101やK1301)と環境配慮形の規格番号(K1002) の2つの認定を取得することになるが、表1に示すように接続部規格番号の後ろにJCAA K1002認定品であることを意味する記号(EM)を付加し表示することとした。 |
表示方法(例) |
接続部認定製品の規格表示番号 |
環境配慮形認定製品の規格表示番号 |
JCAA C 3101 |
JCAA C 3101 EM |
JCAA K 1301 |
JCAA K 1301 EM |
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性能について |
環境配慮形接続部を構成する部品および材料は、次の性能を満足するものである。 |
項目 |
性能 |
燃焼時発生ガス |
ゴム成形品 及びテープ* |
酸性度 |
2回の試験結果がいずれもpH4.3以上のこと |
導電率 |
2回の試験結果がいずれも10μS/mm以下のこと |
鉛 |
はんだ |
含有量 |
化学成分質量0.1%以下のこと |
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*導電性の材料は除く。 |